BLOG~“働く自宅”を建てるコツ

大工職人の技量と資質

「こんにちわ」ホームプランの杉本です。
当社の住宅は、ツーバイフォー工法の輸入住宅です。
ツーバイフォー住宅の大工職人は、
下手な大工でも出来ると思われがちです。
しかしそれは、その会社の取り組み方や
住宅品質の内容で変わるもの
そうとは限りません。

当社の住宅は、個人輸入で海外建材を海外から
取り寄せて建てるスタイルです。
その初めての物件が、私の自宅でした。
それから既に25年ほどが経っています。
当時の私に輸入住宅に関係することは、
大手ツーバイフォー住宅の下請け施工会社の
監督経験が有るだけで、自宅の輸入住宅は、
一人で全て行う手探り状態の初仕事でした。
工事がスムーズに進むように
海外から取り寄せた建材を、中継地の借りた
倉庫から、新築現場まで運び入れる作業も
自分で行うために、細かな監督業の指示や
工事管理に時間が取れない事を見越して、
大手ツーバイフォー下請け会社で共に働いた時の
熟練大工3人組に大工工事を頼みました。

彼らは、全国的な大手ツーバイフォー住宅の
モデルハウスの施工を済ませてから
私の自宅現場に入って来ました。
私は、ツーバイフォー住宅の中でも
最も優秀な大工に頼んだのです。
ところが、そのメーカーの仕事をする大工職人でも
腕の悪さが私の家の仕上りに出ている。
そこで当社のお客様の物件からは、
別の大工や業者に頼むように切り替えた。
それではなぜ、メーカー住宅の大工の腕が悪いのか?
量産住宅の現場では
全国的な住宅メーカーから、評判を得ている
地方の業者までが営業に資金を掛け、
新築物件を受注することに重点を置き、
短い工期の完成日に家のカタチが出来ていれば良く
住宅品質や大工職人の技量などを
余り重要としない傾向が有るからです。

ところで、職人は気が荒く短気で怖い人が多いと
思っている方が多いと思います。
しかし私は、職人の気質も重要だと考えている。
私は、大手ツーバイフォー住宅の仕事を辞めた後は
洋から和へ、正反対の茶室や数寄屋住宅の会社で
現場の世話役を経験して、
普通では得られない多くを学ぶことが出来た。
国宝級の神社仏閣の宮大工や
茶室や数寄屋住宅の棟梁クラスの大工職人は、
「上中下のランク」で言えば、
最も上の頂点に立つ職人たちです。
職人の頂点に立つ人達は、穏やかな人が多かった。
これは私の経験から判ったことで、
意外なことでした。

気が荒く短気な人では、
丁寧で奇麗な仕事が出来なくて
家づくりの大工仕事には、本当は向かないのです。
不器用な人、性格的に向かない人など
大工職人のランクで言えば「下の中間以下」の
下手な大工さんは、プラモデルのごとく
どの家も同じ決まった建材を組み立て出来る
大量生産の住宅メーカーなら十分に務まり
景気の良い量産住宅をする地方の会社などにも集まる。
なぜならばそれらの会社は、とにかく賃金単価が最低。
安いけれど、仕事が無くて困ることも無く
とにかく仕事の数を手掛ければ稼げるからです。
日本住宅の耐用年数と品質、大工職人の技量とが
こんな関係で結び付いています。
消費者が家に何を求めるか?
家は、「食事して、お風呂に入り、寝るところ」。
こう考える人も居る。それで有れば、
大量生産の住宅が良いけれど、
ところがそれらの住宅は、
長持ちしなくて、価格も安いとも言えない。

当社の住宅は、ツーバイフォー工法の輸入住宅です。
しかし、大工職人の腕の良さで
家の仕上りや奇麗さが決まり品質にも影響するため
当社の大工職人は、几帳面で穏やかな性格で
腕のランクが「中の上」と決めていて
昔からの手造り感と飽きが来ない住宅を
大切に残したいと考えています。

オシャレな建材を海外から取り寄せて
アナタだけの住まいと暮らしを提供します。
無料相談を、行っています。
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http://www.home-plan.jp/

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