BLOG~“働く自宅”を建てるコツ

脱炭素化社会の省エネ住宅と暮らし-2

「こんにちわ」、ホームプランの杉本です。
海外の住宅先進国では省エネ住宅に古くから取り組み、そこから優れた省エネ技術がうまれました。
その技術で建てる海外のZEH(ゼロエネルギーハウス)・パッシブハウス・自給自足の住宅は、太陽光の熱や風の自然エネルギーを利用する自然循環型住宅を基本にしています。
もし、あなたの家がその海外と同じパッシブな自然循環型の省エネ住宅で太陽光パネルの発電を行えば、エアコンで消費する電気を減らすことが出来て家庭で使う電気量が減り、発電して余った電気を売って他所で使うことが出来ます。
よって、太陽光パネルの発電をする住宅が増えれば、化石燃料の火力発電からシフトし脱炭素社会を可能にすることが出来て、地球温暖化を遅らせる有望な解決策となります。

日本でも最近になって、海外の省エネ技術を真似して海外と同じような高気密高断熱の施工が出来るようになり、省エネ性能が良い住宅が建てられるようになりました。
ところが、その日本の省エネ住宅は、海外の省エネ施工技術で省エネ性能が上がっても、自然エネルギーを利用する自然循環型のパッシブ住宅になっていないことが多く、エアコンを一年中稼働させて快適さを求める住宅ばかりが多く、本当の省エネ住宅に成っておらず目的を果たすことが出来ない。
その日本の省エネ住宅では、脱炭素化を行うことは無理のように思います。
海外の省エネ施工技術を真似るだけではなく本質を理解し、正しい海外情報と考え方や知識も経験を基に、本当の省エネ住宅を建てるほどの実力がまだ日本の業者にはないようだ。

  

パッシブ住宅(自然循環型住宅)は、ゼロエネルギー住宅など全ての省エネ住宅の基本になります。
したがって、省エネ住宅のZEH(ゼロエネルギー住宅)や自給自足住宅や日本で最近話題のLCCM住宅も、基本となるパッシブ住宅に成っていなければ良い省エネ住宅とは言えず論外なのですが、なぜか日本の省エネ住宅は、パッシブ住宅に成っていないのを多く見かける。
そのパッシブ住宅に成っているかどうかは、住宅外観のパッシブデザインの様子で直ぐに判断ができ、外観デザインを見れば業者の省エネ住宅の実力が判ります。
ところが日本の省エネ住宅は、ネット画像や地元の住宅デザインからも、今までそれらしき住宅を見たことが有りません。

エアコンを備えた家が珍しかった一昔前の日本では、日本の気候に合わせて窓にスダレをかけるなど、パッシブな暮らし方をする人やパッシブなデザインをした住宅が多かったのに、最近はそれらが無くなってしまった。
地球温暖化によって日本の気候が変わり夏は猛暑の日が多くなり、また日本が住宅の脱炭素社会を進めようとするならば、住宅のデザインや暮らし方を見直す必要も有る。
そこで、海外住宅の知識に詳しく、進んだ海外の省エネ技術を持った当社の住宅をお勧めしたいと思います。
日本の気候や風土に合った昔からの伝統的な日本の住宅デザインと、海外省エネ住宅の技術や素敵な海外住宅のデザインや個人輸入の海外建材を使い、それらを融合させた日本のパッシブな輸入住宅を建てれば、落ち着いた和洋折衷モダンの外観から豪華でオシャレな海外の洋風住宅までお客様の好みに合わせたオリジナルデザイン住宅が出来るだけでなくて、エアコンに頼り過ぎずに日本の気候に合わせた快適で健康的な暮らしも可能な素敵な住宅が出来ます。

海外住宅を建てるノウハウや海外の進んだ省エネ技術や知識を持った当社なら、そのような最先端で理想的なパッシブ輸入住宅がリーズナブルな価格で提供出来ます。

そしてまた、これから建てる全ての住宅は、吹き抜けと最上階の小屋裏空間にロフトを設けることをお勧め致します。
「吹き抜けとロフト」を住宅の機能として考えデザインすれば、住宅に大きな省エネ効果をもたらし日本の四季に合わせ快適に暮らせる、もっと上質なパッシブ住宅になります
しかも、「吹き抜けやロフト」には、メンテナンスもランニングコストもかかりません
狭い家など「吹き抜け」が無理な住宅は、階段室が吹き抜けの代わりにすることも出来ます。
例えば、吹き抜けとロフトを設けた住宅だったなら、夏の暑い部屋の空気をロフトから常に外部に抜けるようになり、全ての室内に新鮮な空気を届かせ部屋全体の温度を下げてからエアコンを使えば、消費電力を抑えられ省エネの大きな効果が期待できます
当社の2020-10-01のブログ記事も参考にして下さい。
http://www.home-plan.jp/Kikou

 

冬は夏とは逆に、南面の窓から太陽光の熱エネルギーを取り入れ、家のロフト上部に溜まった暖かな空気を各部屋の暖房に利用すれば、太陽光の自然な快適さと暖房費も抑えられ効率的な脱炭素対策が可能な暮らしが出来ます。
このような住宅が、数十年前に海外で考えられた自然循環型のパッシブハウスの基本的な考え方です。
そのように高気密・高断熱の高性能と機能を持たせたパッシブな省エネ住宅は、消費者が脱炭素化の暮らし方に関心を持ち納得も出来る優れた住宅だと思います。
太陽の熱エネルギーや室内空気の循環や風を利用する自然循環型のパッシブ住宅は、省エネ効果と脱炭素化の暮らしを可能にするばかりでなくて、自然の快適さは人の身体に優しく健康的な暮らしが出来る大きな利点も有ります。
パッシブ住宅を基本とした省エネ住宅は、エアコンが苦手な人や体の弱い人や赤ちゃんやお年寄りや、日ごろから健康に気を付けている身体の健康に意識が高い人たちにお勧めできる優れた住宅です。

これまで述べた省エネ住宅の技術と知識を全部まとめて、最終的に出来る究極の省エネ住宅が自給自足住宅です。
省エネ性能を高めた本当のゼロエネルギー住宅や自給自足住宅などは、持続可能住宅とかサステナブルな住宅と呼ばれる、脱炭素社会に欠かせない住宅です。
しかし、徹底して省エネを目的とする最も高度な自給自足住宅は、お風呂の残り湯や雨水をタンクにためて、水洗トイレの流す水に利用するなど設備費やメンテナンスのランニングコストもかかり、設備の故障が発生した時には生活に不便さも感じてしまい、必ずしも快適な暮らしと言えないように思います。
したがって省エネ住宅は、全てを理解した業者がお客様の希望や予算と災害時のことも考慮して、今あるガス・電気・水道の便利なライフラインを上手に使い、便利で無理なく暮らしができるような、その住人がちょうど良いと思える省エネ住宅を提案するのが良いと思います。
当社では、25年前より海外の建築家から海外建材を個人輸入して輸入住宅を建て始め、その海外建築家から海外建材だけでなく海外住宅先進国の最先端の省エネ技術も教わることも出来ていたので、日本の省エネ技術の動向に疑問を持つことが多く日本の問題点や改善点を考えて来ました。

そして15年前からは、海外の省エネ技術で出来る身体に優しい健康的な暮らしが出来るような日本の気候風土に合った輸入住宅を提案し、その輸入住宅を2013年から東京ビックサイトに数回出展をしています。
ビックサイト出展した時のブログは、こちらから見られます。
http://www.home-plan.jp/seinou/

最近、ゼブ『ZEB』(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)という考え方が有って、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物を建てようと言うのです。

建物の中では人が活動しているため、エネルギー消費量を完全にゼロにすることはできませんが、省エネによって使うエネルギーを減らし、創エネによって使う分のエネルギーをつくることで、エネルギー消費量を正味(ネット)でゼロにすることが出来る考え方です。
もっと詳しく知りたい人は、環境省のホームページを参考にして下さい。
https://www.env.go.jp/earth/zeb/about/index.html
『ZEB』は、国が一般の人に分かり易く理解してもらうために示した内容で、私がこのブログで説明した事と同じであり、これはずっと昔から海外で考えられていたパッシブハウスや自給自足住宅の考え方と同じです。

  
 
脱炭素化社会に対応できる優れた省エネ住宅を建てるには、敷地の形状や日当り具合や周りとのプライバシーを考えながらプランをしなければなりません。
また、建主様の希望内容や資金も違うために、理想的な省エネ住宅は物件ごとに変わるので同じデザインの住宅に成りことは決して有りません。
なぜならば、敷地によって日当り具合が全て違い、それにあわせて太陽から受ける熱エネルギーを最大限に取り入れられる住宅プランに、しなければ成らないからです。
したがって、今までの日本の家づくりのように、最初からプランが決められている一般大衆向けの大量生産住宅や地方の工務店が建てるワンパターンの住宅では難しく、もっと時間をかけて丁寧な家づくりをして良い省エネ住宅を建てる必要があります。

そして、優れた性能の省エネ住宅は建てたら終わりではありません。
建主様は新築から2年から3年位の期間は、その家で日本の季節に合わせてどんな暮らし方をしたら省エネで快適に暮らせるだろうか?いろいろな暮らし方を試して欲しいと思います。
それにより、新築住宅の性能を活かした暮らしをしてみて、自宅の住宅性能を理解できるようになれば、消費電力の月額料金も減らせます。
そんな自然と共に健康的な暮らし方を考えながら試せる省エネ住宅は楽しいと思います。
また、災害が起きてしまった時でも、暑さや寒さに対応して過ごせるようになっていれば、家が残り電気が使えなくても慌てずに生活が出来ます。
省エネ住宅をお考えの方は、海外住宅の知識に詳しく進んだ海外の省エネ技術を持った当社にお任せ下さい。
ただし、増改築の省エネ工事では、新築と同じ内容の省エネ技術と工事は出来なくて新築とは別の限られた方法となり省エネ効果は限られてしまいます。
ですから、新築を計画している方は、省エネ計画を確実に済ませておくことをお勧め致します。

無料相談を、行っています。
HP 内の問い合せメールより、お申し込み下さい。
当社のHPもご覧ください。
http://www.home-plan.jp/

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